博覧強記

『博覧強記―』、物事を広く見知ってよく記憶しておくこと。なんとなく、ブログのテーマです。

だって可能性感じたんだ―。ラブライブ、大晦日の可能性

 ラブライブ!(以降!略)の1stシリーズがNHK・ETVで放送されるとか。いわゆる「深夜アニメ」がNHK(地上波)で再放送されるのは極々数例なので、どういった裏事情があるのか非常に気になる。

 

 伝説の第一話、冒頭と終盤のインパクトに小さなお友達がどう反応するか。ストーリー自体は王道の群像成長物語だから、NHKでは無理という感じはない。まあ個人的にアニメのストーリーは、1stシリーズの終盤は「?」だったし、2ndシリーズも超駆け足で「そこの行間は深くやったほうがいいだろ」というところが多く 、好意的な評価は持っていない。自分のラブライブの導入がアニメだったので、あまり腐すこともないのが。

 

 さて、NHKラブライブというと、μ'sの紅白出場がネタにされることがある。それこそがまさに「ネタ」なのだが、今年になると風向きがややおかしなことになる。NHKラブライブを妙に取り上げだしたのだ。ETVの番組に出演、「MUSIC JAPAN」出演、夕方の番組で取り上げられたり。こうなると、紅白出場の芽がやや出てくる。CDもチャートで常に上位に入るし、劇場版は異例のヒッ ト動員。そして地上波で、NHKでの露出が増えてくれば、にわかにネタに真実味が出てくる。わずかばかりだが。  

 

 だが、色めき立つ中で、BSでの特番が組まれることがリリース。個人的には、「NHK内でプッシュしてきましたが無理なんで、特番するんで許してね」、これで「ちゅんちゅん」もとい、「ちゃんちゃん」と思っていた。

 

 が、NHKで年明けから再放送が行われるという超絶変化球が投じられ、可能性を探ることは難しくなった。司会タモリが流れて、ここまで司会が決まっていないなかで、例年通りなら出演者発表までわずか。この混乱の中での出演交渉や事務所・レーベルの駆け引きがまだまだ続いているのだろうか。そこにサブカル勢。水樹奈々はここまでのNHKでの露出から見て内定だろう。だが、そこに同じ紅組としてμ'sがねじ込まれる可能性は、当落線の下だろう。

 

 しかし紅白にも変化球がある。「企画コーナー」だ。サブカルのグローバルな展開だとか何だと適当な理屈を作ってコーナー化して、正規の紅組出演者じゃないがそこでちょろっと歌いましたという可能性ならば、少なからずあるんだろうと思う。

 

 だって、可能性感じたんだ。

 

 NHKのここ最近の取り組みをみて、少なくとも紅白へ向けて“動いている”ことは確信しているから、紅白の可能性が無いと言い切らない。可能性は感じてるんだ。それだけで十分楽しめる。むしろそこで終わってもらって構わない。そもそも、大晦日にドー ンとNHKに出ることは否定的だ。ラブライブの魅力といってアニメPVと声優がリンクしている(2.5次元)などとちょろっと紹介したぐらいじゃ、一般層は歯牙にもかけない。そういう場面でのNHKホールと茶の間の薄ら寒さは、これまで声優・アニメ系が地上波一般番組に露出するたびに感じていることだから想像に難くない。

 

 一番の楽しみは、こういう曖昧な観測記事を書いて、結果がどっちに転んでもドヤァとすることなのである。